余計なことを考える。ありもしない、自分に都合のいい空想。遥か昔のやさしい思い出。興味を向ける物事。あるいは、悲観の波に襲われる。

 今日も変わりない一日。こればっかりは受動的でいるしかない。得意な分野じゃないか。それだってほかにやりようはある。やったところで最悪の事態に備えられるものでもないけれど、自己満足の範囲でいいから一日を変えたい。その日の終わりに強く思うことも、明日の朝には忘れてしまいそうだ。でも私が停滞している今、時間と社会は澱み無く流れている。感じられない場所にいるからって、知らなくていいことではない。