テクマクマヤコンテクマクマヤコン

研修で□市に行った。久しぶり。三大都市圏には遠く及ばないけれど、やっぱり都市部はいいなあと思う。立ち並ぶビルに人混み、数字で埋まる交通機関の時刻表。欲しいものは手の届く範囲にあるような気持ちにさせられる。

 

笑っていたつもりなのに眉を顰めているように見えたらしい。表情って怖いね。誰かと対峙しているときは自分の顔を見られない。鏡を見るときは自宅かトイレか、大抵リラックスしているときだから、緊張しきった自分の表情なんてわざわざ撮影でもしなきゃ見られないだろう。

「お客様」と顔を合わせる機会は恐らくないのだけど、そうでなくたっていつまでもコントロールできていないことが恥ずかしい。指摘されたら、ますます縮こまってしまった。私の大部分を占める卑屈さをタフさに変えられたら、こういう場で自然に笑えるようになれるんだろうか。とりあえず応急処置として、伸びすぎて横に流している前髪を切って眉を隠したい。効果には期待できないけれど。