瞼こじ開けて

 地面に埋もれてブラジルに到達しそうなくらいひとりで勝手に落ち込んでいた。追い込まれて開き直って、何もしないわけにはいかないとやっと気付いた。なんと無駄な三週間よ。私は立ち止まっていても現実から目を背けてしまうだけなので、動いた方がいい。がむしゃらでも無気力でいるよりいい。片方を知らないふりをすることにする。頭がうまく働かない。何から手をつけていいのか。空白の時間は、私の思考力をますます低下させた。1日1日が勝負なのに、やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、なにをやっているんだろう。反省しなきゃでも進まなきゃ。でも本当は何も考えずに眠っていたい。永遠に眠りから覚めたくない。決意した途端に足を止める理由を探したくなる。現実は怖い。立ち向かう勇気は、私にはない。それでも振り絞って、考えて行動して、結果を残さなきゃ。このままじゃまた泥沼にはまってしまう。二度目はきっと誰も助けてくれない。このままじゃいけない。普通に生きたい。×ぬ勇気もない。きちんと生活したい。